ちいかわぽけっと プレイしてみての感想とか。
公開 2025/04/12 06:28
最終更新
2025/04/12 06:28

待望の『ちいかわ』の公式ゲームアプリ! …の筈が…… #
どうしてこうなった? としか言いようがないというか、なるべくしてなったと言うべきか…。ちなみにですが、2025年4月現在のGoogle、Apple双方のストアの評価はこんなカンジ…。


クソゲーとの誉れ高いこのゲームを、プレイしてみて感じた事なんかをつらつらと…。
まず、『ちいかわ』とは。 #
そもそもは、イラストレーターでマンガ家のナガノ氏が、自身のXに一枚のイラストを投稿したのが始まりです。この『なんかちいさくてかわいいやつ』略してちいかわを主人公にして、マンガを描き始めます。
ナガノさんのシリーズ物の始まりは、いつも大抵こういうふわっとした始まり方をします。
ふわっとした始まり方で、説明も殆どなく、ちいかわに至ってはセリフもほぼありません。(ちいかわが喋らないだけで、他のキャラは普通に喋るキャラも居ます)
そんなちいかわですが、今では大人気コンテンツとなっています。
マンガ自体は、今もXで不定期に更新され続けているので、『ちいかわ💫アニメ火金(@ngnchiikawa)』というアカウントで無料で見る事が出来ます。
そしてアニメもフジのめざましテレビでOAされていますし、無料で配信されている回もあります。
更にキャラ人気はすさまじく、某『コラボの帝王』と称されるあの白いネコちゃん並みに仕事を選ばずコラボしまくったり、オリジナルのグッズを販売しまくったりしています。
ちいかわのファン層は恐らく、マンガ・アニメ共に視聴 > マンガのみ > アニメのみ、という人口ピラミッドなのかな…という感じです。(余談ですが、私はマンガのみで、単行本は読み返したいエピソードが収録されている巻のみ所持しています。もぐらコロッケというか、くまくんの単行本は3冊とも購入済みです)
ちいかわのXアカウントは(2025年4月現在)387万フォロワーという、とんでも人気コンテンツとなっています。
さて、そんなちいかわの初のゲーム化だったのですが……。
良かった点と、「どうしてこうなった?」な点。 #
事前の情報のなさで、一抹の不安はありました。(事前DL数でのアイテムプレゼントキャンペーンの告知などはあれど、ゲーム内容の告知がほぼ無かった…)そして事前PVの内容のなさも「???」となる要素でした。
PVを見ても、何をするゲームなのか一切伝わってきません。(ソシャゲの広告ではありがちと言えばそうなんですが)
さて、蓋を開けてみたらどうだったかと言うと…。
『可能な限りの広告を見せる要素を詰め込んだ、広告の宝石箱』みたいなゲームでした。
まず、結局何をするゲームだったのかというと、所謂『放置ゲーム』です。

これが実際のゲーム画面です。
画面下にメニュー項目が5つありますが、メインとなるのは真ん中の『とうばつ』です。
確かにちいかわたちは、日銭を稼ぐ為に討伐任務を請け負ったりします。けれど、それは決して『ちいかわ』というお話の中核ではない。大事な要素ではあるけれど、メインではないのです。
でもこのゲームのメイン要素は討伐です。…ちいかわのゲームと聞いてファンがまず思い浮かべるのは、あの不思議な世界でちいかわたちと生活するライフシミュとかだと思うんですが…。
まあ、百歩譲って討伐メインのゲームでも良しとしましょう。
何がダメだったかというと、余りにプレイヤーが関与する余地がなさすぎる点ではないでしょうか。
お馴染みの人気キャラクターたちが出てきます。彼らはとても良く動きます。アニメーションはとてもスムーズで、いかにも「らしい」コミカルな動きを見せてくれます。
その彼らを、プレイヤーは眺めてるだけのゲームです。
これはもう『ゲー無』と言われるレベルで、プレイヤーはやる事がありません。
「え、全然、ちいちゃんとはっちゃんとうさぎの可愛い動き見てるだけで満足💖」という方は良いでしょう。
でもそうでない人にとっては、本当に虚無としか言いようのないゲームです。
パーティに編成できるキャラクターにカニちゃんが居ないのも、不満な人は居ると思います。(私は個人的にはどうとも思ってませんが)
『とうばつ』以外の4つのメニューは何が出来るかというと…。
●ホーム
討伐やミニゲーム、クエストの報酬としてもらったオブジェクトを設置し、そこに集まるキャラを眺めるだけの場所。
●へんせい
討伐のパーティ編成やレベルアップ、装備の変更をする画面。
●ひろば
ミニゲームの『草むしり』『むちゃうまフェス』と、ステータスアップの『勉強』ができる。
●ショップ
名前の通り、課金ショップです。
ちょっと詳しく見ていくと…。
まずホームですが、こんな画面です。

これは画面全体を見る為にメニューを消してますが、ここで出来る事は、キャラクターがアクションする為のオブジェクトを置くのみです。
オブジェクトを設置したら後は、勝手にキャラクターがやってきてアクションします。それに対してプレイヤーが出来る事は何もありません。
「可愛すぎて、永遠に見てられる…💖」という人以外には、かなり虚無です。恐らく居ないでしょうが、ちいかわに興味のない人にとってはガチ虚無です。
そして上でサラッと「画面を見る為にメニューを消してる」と書きましたが、この『メニューを消さないと全体が見えない』仕様も、何気にクソだなと思います。
へんせいはその名の通りただの編成画面ですのでスルー。
次のひろばですが、こんな感じです。

『べんきょう』は前述の通り、ステータスアップが出来るだけの場所です。
他の二項目のうち、まず『むちゃうまフェス』ですが、こんなカンジ。

何が出来るかというと、放置してコインを稼ぎ、それを元手にステータスアップをするだけです。
ここで稼げるコインは、フェスのブースにキャラクターを配置する事によって増えます。ブースのレベルアップでも増加します。
で、プレイヤーが出来る事は、『ブースにキャラクターを配置する』『料理のレベルを上げる』『ブースのレベルを上げる』の3つのみです。
それぞれのブースに配置できるキャラは決まっているので、一度配置したら後はもうやる事がありません。時々ブースのレベルを上げてやるくらいです。
料理のレベル上げには、放置して稼いだコインを使うのですが、この放置がMaxで3時間分しか貯まらないという仕様。3時間以上放置しても、3時間を超えた分は無駄になります。…ていうか、やる事ないゲームなんだから、もっと長く放置させてよ…。
次に『草むしり』ですが、こんなカンジ。

緑色の部分をタップしてあげるとちいかわが草をむしります。
『ちいかわ』を知らない人からすると「草むしりって何?」かもしれませんが、ちいかわではお馴染みの労働の一つです。
こんな感じで、ちいかわたちは草むしりか討伐かシール貼りという労働をしてお金を稼いでいます。
戦うのが嫌いなちいかわは、討伐より草むしりとシール貼りをよく選んでいます。(「強くなりたい」が目標のハチワレはよく討伐に行っている。うさぎはナゾ)
この草むしりはちいぽけ内で唯一と言って過言ではない、プレイヤーがちゃんとプレイできるミニゲームです。
画面下部にメニューがありますが、真ん中のハートがちいかわの行動回数です。
その左右のさすまたと棒は、それぞれハチワレとうさぎがヘルプしてくれる回数です。
行動回数が許す限り、画面下方向へと草をむしり続けるのです。
スクショの画面だとハートのあるマスと、宝石のあるマスがあります。進んでいくと、こういう感じでアイテムマスが登場します。ここをタップしてあげると、そのアイテムが手に入ります。
…冷静に考えると、画面をタスタスと突くだけのミニゲームなんですが、他が虚無過ぎて相対的に面白い気になります。このゲームをプレイしていると『面白い』の閾値が下がってきて、どんなゲームも楽しくプレイできるようになる気がします。
そしてメインの『とうばつ』ですが、プレイヤーに出来るのは『レベルを上げる』のみ。
キャラ毎の固有のスキル発動を手動(プレイヤーの任意)で出来るのですが、数秒で溜まるスキルをキャラ数の分だけ発動させ続ける…というのは、普通に考えてただの拷問です。多分このスキル発動、手動でやってる人は居ないと思います…。
…と、ざっとゲーム内容を見てきたところで、このゲームの『良かった点』を挙げたいと思います。
🥁ドゥルルルルル…、ジャンッ!!
ズバリ、キャラが可愛い! 以上!!
では、残念な要素はというと…
●あらゆる要素に広告を入れてくる…草むしりやレベル上げなどで、ハートやコインが足りなくなると「広告見るか、課金して買ってね♡」的なポップアップが出ます。
この「広告見てね♡」がめちゃ多い!
広告見ればボーナス…というシステム自体は珍しくないのですが、デイリークエストのクリアに広告必須は酷すぎて驚きました…。

この画像の上から3つ目「広告を2回再生して~」というもの。これをクリアしないと、デイリーのクリアにならないという仕様です。
普通、クリアは出来て、更にボーナスとして広告を見ての報酬ゲット…とかだと思うんですよね…。しかも広告がどれも長ぇ!!
●ガチャの異常な渋さ…ガチャは回せば回すほどレベルが上がり、高ランクの景品が出る方式になっています。…が! 異常に渋くて高ランクのアイテムなんてほぼ出てきません。
ガチャを回す為の宝石は結構沢山貰えるんですが、無くなったら当然広告を見るか課金です。…ただ、課金してまで回したいようなガチャでもないんですよね…。
●ガチャが武器とお助けキャラのみで、ちいかわたちの別衣装などは課金アイテム…無料で入手できる術が全くない…というのは、流石にどうかと…。
無料でゲーム内で入手できる方法がありつつ、課金でもっと「好きな人は絶対すきでしょ、これ」みたいなもの(たこスーツとかいかスーツとか)を売る…にすればいいのに…。
無料で使えるのはデフォルトのみで他全部課金って、むしろ清々しいよ。意地でも買わねぇ!と思っちゃうよ…。(端から買う気はないけども)
●課金アイテムがいちいち驚く程高い…まあ、課金する気が1ミクロンもないくせに、値段にケチつけるのも野暮なんですが。買う人は納得して買ってる訳ですし。
ただ、衣装1キャラ1500円は強気だなぁ、と。広告除去にしても買い切りじゃなく、月880円のサブスク方式なのもなんだかなぁ…と。
ゲームの設定画面に「購入アラート」という項目があり、月の課金額が一定を超えたらアラートが表示されるようにする…という事が可能なのですが、以下がその設定画面です。

…お分かりいただけるだろうか。アラートが表示される『一定額』が、10万円以上に設定されているという事が…!
運営はユーザーから搾り取る気満々なのが窺えます。ちなみにこの運営、ネット上で『金むしり検定1級』と呼ばれています。
●先発がいくらでも居るゲーム性なのに、バグが連発している…ストアを検索すれば類似ゲームがいくらでもあるようなゲームにも関わらず、サービス開始から「不具合に関するお詫び」で詫び石が大量に配られています。4月12日現在も、バグでイベントが閉鎖されています。何やねん…。複雑なゲームでもないのに、何でこんなバグ祭りやねん…。
●プレイヤーの出来る事が余りに少なく、虚無…『ゲーム』としては、これが一番致命的。続けるモチベも湧きません。
頑張ればちいかわたちの衣装が手に入る…訳でもなく。ボスを倒して強くなった果てに何か…がある訳でもなく。ちいかわたちのマンガやアニメで描かれていないオリジナルストーリー…もある訳なく。
「キャラ可愛い」以外、本当に何もないゲームです。…最早「ゲーム」と呼んでいいのかすら謎です。
ぼくのかんがえたさいきょうのちいぽけ #
最後に、こういうゲームがやりたかったなぁ…を記して終わりたいと思います。まずプレイヤーは、あの世界のモブです。ちいかわたちではなく、名もなきモブ。で、ちっちゃい洞窟に住んでます。
そのモブちゃんになって、討伐や草むしりやシール貼りでお金を稼いで、稼いだお金でヌンチャクとかこん棒とか買ってもいいし、市場で古本屋さんから本を買ってもいいし、鎧さんからパジャマ買っておしゃれしたりしてもいい。頑張ればいつか、家だって買えちゃう。
討伐を頑張ればランカーになれて、愛用の武器にイラストを入れてもらえたり、ハチワレに話しかけられたりする。
近所を探検して美味しいものの湧きドコロを見つければ、うさぎやモモンガに会えたりする。
草むしりを頑張って検定を受けにいけば、ちいかわが落ちて泣いてるのを見られる。
シール貼りを頑張れば、ちいかわとオフィスグリコを交換するイベントが起こったりする。
郎にラーメンを食べに行ったり、飲酒免許の勉強したり、スーパーアルバイターの資格を取ってどこかでアルバイトしたり…。
そういう、『あの世界で生きる』だけのゲーム。
…そんなのがやりたかったなぁ…。
紹介するほどの自己がありません。
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