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公開 2025/12/24 06:36
最終更新
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ゆうちょ銀行のNISAで購入可能な「S&P500」「オールカントリー」「日本株」の主要銘柄について、前回と同じメンバーで、その実態とリスクを徹底的に掘り下げます。
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* **S&P500:** つみたて米国株式(S&P500)
* **オールカントリー:** つみたて全世界株式
* **日本株:** つみたて日本株式(TOPIX)または(日経平均)
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**投資の素人:** ゆうちょのパンフレットを見たら、ネットで人気の「オルカン」や「S&P500」と同じ名前の投資信託がありました。これならネット証券と変わらないですよね?
**ファンドマネージャーA:** 非常に鋭いですが、実はそこに**「ゆうちょ特有のコスト」**が隠れています。ゆうちょで扱っている「つみたて」シリーズは、三菱UFJアセットマネジメントなどが運用していますが、ネット証券で覇権を握っている「eMAXIS Slim」シリーズとは**別の商品**なんです。
**投資の中堅:** え、名前が似ているのに違うんですか?
**投資の専門家:** そうです。信託報酬(維持費)を比較してみましょう。
| 投資対象 | ゆうちょの銘柄(一例) | ネット証券(eMAXIS Slim等) | コストの差 |
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| **S&P500** | **0.198%** | **0.09372%** | **約2.1倍** |
| **全世界株式** | **0.198%** | **0.05775%** | **約3.4倍** |
| **日本株(TOPIX)** | **0.198%** | **0.143%** | **約1.4倍** |
**ファンドマネージャーB:** 中身は同じ指数(インデックス)に連動することを目指しているのに、**ゆうちょで買うだけで毎年数倍のコスト**を払うことになります。これは2025年の現在、投資の世界では「見過ごせないリスク」です。
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**経済の専門家:** 現在のS&P500は、一部の超巨大IT企業(マグニフィセント・セブンなど)に時価総額が極端に偏っています。バブル期のような「熱狂」はないものの、一企業の不祥事や規制で指数全体が大きく揺さぶられるリスクが、かつてより高まっています。
**ファンドマネージャーA:** 「全世界」と言いつつ、中身の約6割は米国株です。分散投資のつもりでS&P500とオルカンを両方買うと、資産のほとんどが米国株に偏ってしまう。ゆうちょの窓口で「両方買いましょう」と言われたら、それは**「分散」ではなく「集中」**のリスクを高めている可能性があります。
**投資の経験が長い人:** 日本株は今、デフレ脱却期待で上がっているが、ゆうちょで買える「TOPIX」や「日経平均」は、円安の恩恵を受ける輸出大企業がメインだ。もし今後、急激な円高に振れれば、日本株ファンドは真っ先に打撃を受ける。バブル崩壊を経験した身から言わせれば、**「日本株は上がっている時ほど危うい」**というのが歴史の教訓だね。
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**投資の中堅:** 結局、ゆうちょでこれらを買うこと自体が「リスク」に見えてきました。
**投資の専門家:** リスクというか、**「効率の悪さ」**ですね。市場が上昇している時は手数料の差は気になりませんが、相場が横ばい、あるいは下落した時、この0.1%〜0.2%の差がボディブローのように効いてきます。
**投資の経験が長い人:** バブル崩壊後に「失われた30年」があった。あの時のような低迷期がまた来たら、このわずかな手数料の差が「資産がプラスになるかマイナスになるか」の分かれ道になるんだよ。
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| キーワード | 内容 | ゆうちょでの「未確認・推測」リスク |
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| **隠れコスト** | 目論見書に載っていない売買手数料等。 | ゆうちょのファンドは純資産額がネット専用より少ない場合、実質コストが高くなる懸念がある。 |
| **ポイント還元** | 投資信託の保有でもらえる還元。 | ネット証券にはあるが、ゆうちょには(現時点で)有力な還元策が乏しい。 |
| **商品入れ替え** | 他社のもっと安い商品への変更。 | ゆうちょに口座があると、他社の新商品を機動的に買えないという「拘束リスク」。 |
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**投資の素人:** 「ゆうちょのオルカン」も悪くないけど、「ネット証券のオルカン(Slim)」の方が安くて効率的ってことですね。
**ファンドマネージャーA:** その通りです。ゆうちょで運用を続けるなら、**「窓口の安心料として、毎年数倍の手数料を払い続ける価値があるか?」**を自問自答すべきです。
**経済の専門家:** 2025年は世界的に不確実性が高い年です。少しでも「コスト」という確実なマイナスを削ぎ落としておくことが、投資の成功率を高める唯一の正解と言えるでしょう。
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**次の一歩として、現在ご検討中の銘柄を「ネット証券(SBIや楽天など)」の同等銘柄と比較し、具体的に何年でどれくらいの金額差が出るかシミュレーションしてみますか?**
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目次
徹底討論:ゆうちょNISAの主力3商品をどう見るか? #
【今回分析する主要な「ゆうちょ」銘柄】 #
* **S&P500:** つみたて米国株式(S&P500)
* **オールカントリー:** つみたて全世界株式
* **日本株:** つみたて日本株式(TOPIX)または(日経平均)
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第1部: 「中身は同じ」なのに「コストが違う」罠 #
**投資の素人:** ゆうちょのパンフレットを見たら、ネットで人気の「オルカン」や「S&P500」と同じ名前の投資信託がありました。これならネット証券と変わらないですよね?
**ファンドマネージャーA:** 非常に鋭いですが、実はそこに**「ゆうちょ特有のコスト」**が隠れています。ゆうちょで扱っている「つみたて」シリーズは、三菱UFJアセットマネジメントなどが運用していますが、ネット証券で覇権を握っている「eMAXIS Slim」シリーズとは**別の商品**なんです。
**投資の中堅:** え、名前が似ているのに違うんですか?
**投資の専門家:** そうです。信託報酬(維持費)を比較してみましょう。
| 投資対象 | ゆうちょの銘柄(一例) | ネット証券(eMAXIS Slim等) | コストの差 |
| --- | --- | --- | --- |
| **S&P500** | **0.198%** | **0.09372%** | **約2.1倍** |
| **全世界株式** | **0.198%** | **0.05775%** | **約3.4倍** |
| **日本株(TOPIX)** | **0.198%** | **0.143%** | **約1.4倍** |
**ファンドマネージャーB:** 中身は同じ指数(インデックス)に連動することを目指しているのに、**ゆうちょで買うだけで毎年数倍のコスト**を払うことになります。これは2025年の現在、投資の世界では「見過ごせないリスク」です。
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第2部: 各商品の個別リスク分析 #
# 1. S&P500(米国株)のリスク #
**経済の専門家:** 現在のS&P500は、一部の超巨大IT企業(マグニフィセント・セブンなど)に時価総額が極端に偏っています。バブル期のような「熱狂」はないものの、一企業の不祥事や規制で指数全体が大きく揺さぶられるリスクが、かつてより高まっています。
# 2. オールカントリー(全世界株)のリスク #
**ファンドマネージャーA:** 「全世界」と言いつつ、中身の約6割は米国株です。分散投資のつもりでS&P500とオルカンを両方買うと、資産のほとんどが米国株に偏ってしまう。ゆうちょの窓口で「両方買いましょう」と言われたら、それは**「分散」ではなく「集中」**のリスクを高めている可能性があります。
# 3. 日本株のリスク #
**投資の経験が長い人:** 日本株は今、デフレ脱却期待で上がっているが、ゆうちょで買える「TOPIX」や「日経平均」は、円安の恩恵を受ける輸出大企業がメインだ。もし今後、急激な円高に振れれば、日本株ファンドは真っ先に打撃を受ける。バブル崩壊を経験した身から言わせれば、**「日本株は上がっている時ほど危うい」**というのが歴史の教訓だね。
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第3部: 2025年の市場環境における「ゆうちょ運用の限界」 #
**投資の中堅:** 結局、ゆうちょでこれらを買うこと自体が「リスク」に見えてきました。
**投資の専門家:** リスクというか、**「効率の悪さ」**ですね。市場が上昇している時は手数料の差は気になりませんが、相場が横ばい、あるいは下落した時、この0.1%〜0.2%の差がボディブローのように効いてきます。
**投資の経験が長い人:** バブル崩壊後に「失われた30年」があった。あの時のような低迷期がまた来たら、このわずかな手数料の差が「資産がプラスになるかマイナスになるか」の分かれ道になるんだよ。
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難しいポイント・キーワード:ゆうちょNISAの重要チェック #
| キーワード | 内容 | ゆうちょでの「未確認・推測」リスク |
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| **隠れコスト** | 目論見書に載っていない売買手数料等。 | ゆうちょのファンドは純資産額がネット専用より少ない場合、実質コストが高くなる懸念がある。 |
| **ポイント還元** | 投資信託の保有でもらえる還元。 | ネット証券にはあるが、ゆうちょには(現時点で)有力な還元策が乏しい。 |
| **商品入れ替え** | 他社のもっと安い商品への変更。 | ゆうちょに口座があると、他社の新商品を機動的に買えないという「拘束リスク」。 |
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まとめ:専門家たちのアドバイス #
**投資の素人:** 「ゆうちょのオルカン」も悪くないけど、「ネット証券のオルカン(Slim)」の方が安くて効率的ってことですね。
**ファンドマネージャーA:** その通りです。ゆうちょで運用を続けるなら、**「窓口の安心料として、毎年数倍の手数料を払い続ける価値があるか?」**を自問自答すべきです。
**経済の専門家:** 2025年は世界的に不確実性が高い年です。少しでも「コスト」という確実なマイナスを削ぎ落としておくことが、投資の成功率を高める唯一の正解と言えるでしょう。
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**次の一歩として、現在ご検討中の銘柄を「ネット証券(SBIや楽天など)」の同等銘柄と比較し、具体的に何年でどれくらいの金額差が出るかシミュレーションしてみますか?**
